うんちおしっこ 排泄時の姿勢

あるお母さんから

問い合わせがありました。

 



生後3カ月から

コンパクトおまるに

お座りさせていらっしゃるようなのですが、

おむつで排泄のときは、

一日2回程度のウンチが、

 

 

おまるで排泄すると3回になる、

とおっしゃいます。

 



普通は逆なんですね。

 

 



赤ちゃんが

おまるで姿勢を縦にしてうんちすると、

 

息みやすいので

(大人でも寝てうんちするのと、

起きてうんちするのとどっちがやりやすいか、

想像してみてくださいね)、

 

 

 

うんちが一回にたくさん出る、

という現象が起こります。

 

 



おむつで寝てする場合は、

数回に分けて出る分が、

一気に出てくれるんです。

 

 



でもこのお母さんは、

そうではない、

 

とおっしゃるんで、

おかしいなあ、と思って、

月齢とウンチの時の姿勢を

聞いてみました。

 

 



そうしましたら、

ご自分で気づかれて、

おっぱいを飲みながら

ウンチをしていたところを、

一度おっぱいから離して、

赤ちゃんの体を立ててしっかり

おまるに座らせてあげたそうなんです。

 

 



そうしたら、いつもの3倍は出た、

と喜んでいらっしゃいいました。

 

 



結論、

赤ちゃんがおまるで排泄しても、

体勢によっては、

息みにくい場合があって、

ウンチもしっかりできらないのだ、

ということがわかりました。

 

 



首が据わっていない

赤ちゃんだと

少々大変かもしれませんが、

排泄時の姿勢の大切さ、

改めて認識したのでした。

 

 



そうしたら、

寝たきりのお年寄り、

ウンチが出にくくて

大変だろうと予想されます。

 

 


出来る限り、

おむつではなく、

近くに置いたトイレで

排泄することができたら、

ウンチがすっきりでる、

という快適さ以外にも、

 

何か身体の健康とか、

精神的な健康に寄与するだろうな、

と思ったのです。

 

 

 

でも実際は

介護の現場の話をきくと、

とてもそんな手間をかけられない、

というのが現状だそうです。

 

 


でも、

排泄の自立を促すような方向に

持っていくことを方針に掲げた方が、

人間らしい介護ができるし、

結果、お年寄りの痴呆の進行や、

肉体の衰えを遅らせることができるはず。

 

 

 

 

介護において、

必要条件に

 

排泄の自立が当たり前に取り入れられると、

 

介護の考え方、

 

やり方自体が変化するだろうな。